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2008年10月9日〜11月24日
From Nagoya





1.旅の始まりは海から
2.四川再び。そしてラサ断念
3.カトマンズ滞在
4.エベレスト・トレッキング その1「1杯のミルクティー」
5.エベレスト・トレッキング その2「高山病」
6.エベレスト・トレッキング その3「高山を歩く」
7.エベレスト・トレッキング その4「いざ、カラ・パタールへ」
8.エベレスト・トレッキング その5「帰路、そしてルクラで足止め」
9.文化遺産と自然遺産
10.ポカラから南へ
11.インド、「バラナシとムンバイ」
12.2つの石窟、旅の終わりも海より
13.おまけ「トレッキングについて」






2.四川再び。そしてラサ断念

昨年、四川(成都)を十分に堪能したはずなのに、また再びここに立っている。
好きな場所ではあるがあまりする事もないので、できるだけ早めにラサに行きたい。すぐに情報を集める事にした。

駅からそのままシムズ(ゲストハウス)の2号店に向かいチェックインする。が、付属の旅行代理店がまだ開いていなかったので、ドミのベットで少し休む事にした。

と、下のベット(上の段で寝ていた)から不思議な揺れが伝わってきた。薄暗い部屋。ベット毎に仕切られた空間。ベットが小刻みに揺れる。置いてある荷物から男だとはすぐに分かったし、何をしているのかは大体予想はつくが、他人が入ってきたんだからその辺りは気を配ってもらいたい。
時間になったので、旅行代理店でに行く。


上海発成都行きの列車 1年ぶりの成都 シムズゲストハウス
上海発成都行きの列車 1年ぶりの成都 シムズゲストハウス


驚いた回答が返って来た。
現在は個人でのラサ入域は不可能で、ツアーの形でないと行けないらしい。そして3,4泊のラサツアーで3000〜4000元(約5〜6万円)もするとの事。高すぎる。しかも旅行代理店のスタッフのやる気のなさに頭に来たので、とりあえず他の店も当たってみる事にした。
成都で一番の宿と思っている交通飯店の旅行代理店に行く。でも、残念ながらここでも同じような回答で、ラサまでのツアーで3500元(約5万円強)、しかも希望しているネパールの国境まで行くツアーとなると10万円を越えるという。。

どうする。
とりあえずシャワーを浴びたかったので、一度シムズの宿に戻りシャワーを浴びる事にした。するとさっきのせん○り君が、今度は携帯で遊んでいる。何なんだこいつは。2日振りのシャワーは気持ちよかったのだが、またベットが揺れると困るのでゲストハウスの庭でぼんやりする事にした。


ラサツアーに行くには個人では高い。他にシェアできる人が見つかればいいのだが、そう簡単に見つかるかどうかは分からない。中国人に頼んで、列車のチケットだけ買ってもらい、無理やり入域するか。それでも、もしラサにまで行ってネパールへの国境まで行く人を見つけられなかったら、結局は同じぐらいのお金がかかる。そもそもこの時期に、ラサの旅行会社が許可証を持っていない外国人を国境まで連れて行ってくれるだろうか。半年ぐらい時間があればそういった旅行もいいかもしれないが、2ヶ月弱では少し不安が残る。

う〜ん。とりあえずシムズにラサ行きのシェア募集の紙を貼り、飯を食って寝る事にした。


成都はやはり曇りばかりだ シムズの庭は最高 炒飯にビールが合う
成都はやはり曇りばかりだ シムズの庭は最高 炒飯にビールが合う


翌朝、やはりシムズの庭でゆっくりと朝食をとりながら、朝の成都を楽しむ。成都は大きな都会だが、ここにいると鳥の声などが聞こえて本当に落ち着く。季節も涼しくて、コーヒーもおいしい。

決めた。
ラサは諦める。シェアの人も集まらないし(たった1日だが・・)、ラサへのツアーも高すぎる。カトマンズまで飛んでも痛手は同じだが、幾分安いし、それに日にちも節約できるのでその分トレッキングなどに時間が使える。悔しいが、この旅はエベレストを見るのが最大の目的なので、ラサは仕方がないだろう。
それでも四川(成都)からカトマンズまで飛行機で3770元(約5.8万円)。これなら日本から飛んでもそれ程変わりはなかったかな。。しかも次のカトマンズの便までまだ3日もある。「行けば何とかなる」、と思っていたが完全な事前調査不足だ。





気分を変えて、今日は交通飯店に泊まる。
さすが「自分の安宿ランク」の中でも最高ランクの5つ星に入っている宿だけあり、居心地は抜群である。ここに来ると落ち着く。同じドミの部屋で同じになった日本のご老人と食事に行き、翌日は黄龍渓という場所に出かけた。

黄龍渓とは、明清時代に建てられた蜀地方独特の街並みが残る場所である。成都からバス1時間とアクセスもいい。
映画の撮影にも使われた事もあり、古い街並みがしっかりと残っているのだが、実際に歩いて見ると少し綺麗に整備されすぎていて、やや面白味には欠ける気がした。中国の街が持つ人間臭さ、生活感に欠けている。それでも、多くの中国人観光客で溢れ活気があり、面白味には欠けるが雰囲気は悪くないので時間潰しにはちょうど良い場所である。


黄龍渓 雰囲気はいいけどね 豆腐を食べる
黄龍渓 雰囲気はいいけどね 豆腐を食べる


その中で特に気に入った場所がある。
黄龍渓から少し離れた場所に大仏寺という寺があるのだが、更にその先にある千年龍風古樹「龍樹」という場所である。
龍の木?名前が凄いのでものすごく期待して行ったのだが、何とも朗らかな木であった。最初は気付かずに通り過ぎてしまったのだが、座っていたおじいさんが「そこだ、そこだ」と指を指している。よく見ると、それらしき樹が目に入った。


お土産屋も多い 麻雀をする人々 樹龍
お土産屋も多い 麻雀をする人々 龍樹(千年龍風古樹)


ああ、なんだか言われれば龍に見えるかも。。ちょっと苦しいが。。そんな感じがする。う〜ん、龍・・・だよなあ、これ。そうだ龍だ。確かに龍だ。そう自分に言い聞かせて、成都に帰ることにした。でもこういうのは個人的には嫌いじゃない。



暇潰し2日目は、迷った挙げ句楽山に行くことにした。
留学時代に一度行っているが(
旅行記はこちら)、昨年行かなかった事もあり、もう一度世界最大の大仏を見ておこうと思ったからだ。

成都からはバスで1時間半程度で着く。入場料を払い、東方仏都なる場所から見学を始める。
楽山は川に浮かぶ島全体が仏像だらけになっており、特に島の絶壁に彫られた大仏寺の大仏は71mと世界最大で世界遺産にも登録されている。
巨大な大仏以外にもたくさんの仏像が彫られており、仏像好きの自分には好きな場所なのだが、どうも新しくて失礼だが安っぽい感じがする。ただただそこに仏像を彫って置いた、、という感が否めない。


楽山にやって来た 石窟 立派なんだが・・
楽山にやって来た 石窟 立派なんだが・・



そのうちにメインの大仏が現れた。
やはり大きい。


楽山大仏
楽山大仏


とにかく大きい。だてに71mはない。そしてより一層の人で賑わっている。学生時代と同じ場所で、同じポーズで近くの中国人に写真を撮ってもらう。撮った写真を見て何も変わらない風景に懐かしさを感じる一方、確実に老けている自分にちょっと悲しくなった。


1995年の楽山の大仏
1995年の楽山の大仏
ところでちょっとこの大仏を見ていて思ったのだが、どうも違和感を感じていた。それは帰国後に昔の写真を見て分かった。右の写真がそれ。

大仏の色が違う、のである。
一番最初に訪れたのは1995年。10年以上前になるのだが、やはり塗り直されているのだろう。
まあここは中国。歴史遺産を適当に修理しちゃうのは当たり前か。


さて、色は変わったが、大仏の大きさは動画で実感を。

楽山の大仏

LINEトラベルjpで
楽山大仏のガイド記事書いてます。


暇潰し最終日。今日はパンダにした。
昨年四川に来てパンダの可愛らしさにすっかり魅せられ、今回も時間があるなら見ておきたいと思っていた。目指すは成都郊外にあるパンダ基地。宿泊している交通飯店前のバス停からバス1本とアクセスもいい。

大勢の中国人老人軍団と一緒にバスに揺られながらパンダ基地に到着。気温は17度。ちょっと肌寒いぐらいだ。昨年は夕方に来たのでほとんどパンダがいなかったが、今回は期待ができる。

パンダ基地のパンダは、色んな場所に出現しては消えるので常に歩いてパンダを探さなければならない。少し曇りなのが幸いしたのか、結構たくさんのパンダに会えた。ほとんどが食べているか遊んでいるのだが、気まぐれな為人が集まると宿舎に入ってしまい、気がつくと別の場所でまた遊んでいる。


パンダ パンダ パンダ
パンダ1 パンダ2 パンダ3


それにしても可愛い。パンダの可愛さは変わらないものだ。今回は赤ちゃんパンダも見ることができた。大人も可愛いが、赤ちゃんもまた別の可愛さがある(写真撮影は禁止)。じゃれ合うパンダというのは、下手なコントを見ているよりもずっと面白い。白人観光客もたくさん来ていたが、みんな笑い込んでいた。



翌日早朝4:15に起きる。タクシーに乗り、空港へ向かう。7:40、チェックイン。途中、ラサ空港でカトマンズ行きに乗り換える。こんな形でラサに来るとは何とも皮肉なもんだ。
ラサの空は青い。透き通るほど青かった。再び機体が空に上がる。機内から見えるヒマラヤの景色は壮大で、小さな飛行機に乗っている自分がこの景色の中では、本当に小さく思えた。途中、エベレストが見えるとのアナウンスが流れた。多くの人が騒ぎ出す。でも、エベレストが見られるのは右側の席で、自分が座っている左では見ることはできなかった。

「俺が見たかったら、歩いて来い」

エベレストがそう言っている様な気がして、敢えて見ないことにした。歩いて見に行ってやる。目の前で見てやる。待っていろ、エベレスト。

ラサ→カトマンズの機内から
ラサ→カトマンズの機内から



データ:
バス
(成都⇒黄龍渓)
・・・ 成都交通飯店、隣のバスターミナルから約1時間。8元。
バス(成都⇒楽山) ・・・ 成都交通飯店、隣のバスターミナルから約1時間半。直接楽山入口まで行ってくれる。52元。帰りは楽山北門の3番バスで楽山のバスターミナルへ。成都まで44元(石洋場バスターミナル下車⇒交通飯店へは28番バスが便利)
楽山 ・・・ 入場料120元
バス(パンダ基地) ・・・ 交通飯店前のバス停より902番で約1時間半。2元。始発は朝8時ごろ。
パンダ基地 ・・・ 入場料30元。
航空券
(成都→カトマンズ)
・・・ ラサ経由で3770元(約5.8万円)。成都07:40発、カトマンズ到着10:00。空港へはタクシーで99元。エアポートバスは朝の6時からしか運行がない。
両替レート ・・・ 1万円⇒651元








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