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訪問日:2006年11月4日、25日
更新日/2006年11月8日
更新日/2006年12月5日
更新日/2007年1月30日
更新日/2007年4月25日
 【チェンマイ花博は既に終了しています】
 総入場者数は3,840,468人で、当初の200万を大きく越えた。
 入場者の割合は、チェンマイ周辺30%、バンコク30%、その他では何部からが多かった。
 外国人は約30万人。アジアからは日本、韓国、中国。奥州からはドイツ、スカンジナビア諸国、イギリス。
 この地域に与えた経済効果は240億バーツで、当初の180億バーツをはるかに上回った。




1泊2日でチェンマイに行く用事があったので、ついでにチェンマイ国際園芸博覧会(以下花博)に行く事にした。
今回はレポート版花博旅行記をお送りします。

ちなみにこの時期、日本にいる友人が大手旅行代理店でチェンマイのホテルを予約しようとしたが、なかなか予約が取れないとの事だった。担当者曰く、
「何かイベントでもあるんですかね」
との事。タイではテレビや雑誌などで結構宣伝しているが、所詮この程度だろう。


それはさておき、まず概要。
名称 :チェンマイ国際園芸博覧会「ロイヤルフローラ・ラーチャプルック2006」
テーマ :人類愛の表現
目的 :タイ国王在位60年及び誕生80年を祝う
開催期間 :2006年11月1日から2007年1月31日

以前日本で行われた「愛・地球博」と同格の博覧会のようだ。実際、園内に各国のパビリオンなどがあって、雰囲気も似ている。ちなみに2006年は王様の即位60周年記念の年で、あちらこちらで祝賀のイベントが行われているが、こんな国際博覧会までもお祝いのイベントにしてしまうところがやはりタイらしい。尚、多くのタイ人が黄色い服を着ているのも国王へのお祝い為である。
また、「ラーチャプルック」と言うのは花の名前で、英語名は「ゴールデンシャワー」。高い木から垂れ下がるように黄色の花が咲く。国王がお生まれになった月曜日の色は黄色、そして花粉の形がタイ文字で「9」に似ているとの事で、今回のモチーフにされたらしい。(タイでは9が縁起のいい数字)
右下のチケットに描かれた黄色の花が「ラーチャプルック(ゴールデンシャワー)」。


■チケット購入

1日券(前売り100B)
何はともあれまずはチケットが必要だが、前売り券100Bと当日券200Bとがある。前売り券は市内主要箇所で購入可能で何日先までも買える(と思う)。人数制限(1日4万人)があるので、催し物などがある人気の日は既に売り切れが出ている。もちろん人数制限に達した日は当日券も買えないだろう。その他に、期間中何回でも入場できるパスポートもある。こちらは400B。(価格はすべて大人料金)
なお、開園時間は午前9時から午後8時まで。


■アクセス

チェンマイまでのアクセスは、バンコクからバスや列車、飛行機など幾らでもあるので割愛。
会場自体はチェンマイ市内からおおよそ20km南西にあり、アクセスは一般の旅行者だとソンテウ(乗り合いタクシー)で行く事になる。市内に17箇所(11月1日現在)設けられた専用のソンテウ乗り場があり、そこからまとまって行く。だがこの17箇所というのが旅行者にとってはどれも不便な場所にあり、ちょっと移動が面倒だ。そんな中で何とか利用できそうなのが次の3箇所。





・カドスワンゲーオ※
(25B/人、所要30分)
・セントラルエアポートプラザ(20B/人、所要20分)
・チェンマイ駅(無料、所要30分)







セントラルエアポートプラザのソンテウ乗り場
会場周辺にあまり駐車場がないため、市内にある様々な施設の駐車場を利用しているようだ。駅などの公共施設では会場までのソンテウ料金を無料にしているが、私営のショッピングセンターなどでは料金が必要。旅行者にとってはチェンマイ駅辺りが無難だろうか。それにしてもナイトバザールからや、ターペー門(ソンテウが通るルートには入っているようだが)周辺からのアクセスが不便なのは残念だ。
ちなみに会場入口付近に駐車場もあったので車でも行く事は可能かも。
帰りは出口周辺に行きに乗ってきた赤いソンテウがたくさん待機しているので、行く先を告げればどの車か教えてくれる。料金も決まっているので安心できる。
※カドスアンゲーオ・・・ショッピングセンターのこと

■会場概要

会場内は幾つかのエリアに分かれている。入口近くにある「蘭庭園」、外国の庭園が並ぶ「国際庭園」、企業からなる「企業庭園」、室内の植物がある「インドアガーデン」、そしてタイ国の「タイトロピカルガーデン」、ランナー様式で建てられた美しい建物「ロイヤルパビリオン」などである。

タイではお約束かな
お勧めは入口すぐ近くにある「蘭庭園」。タイを代表する花である様々な美しい蘭を見ることができる。いつもすごい人で賑わっている。ロイヤルパビリオンはタイらしい建物。寺だろうか。国際庭園には約31カ国の国々の庭園を見ることが出来る。
しかし、素晴らしい展示があるのは確かだが何より暑い。あまり日陰で休む場所がないので、直射日光を受けながら炎天下を歩き続けることになる。これだけで非常に体力を消耗する。朝から晩まで歩き続ければ1日ですべての会場を見ることもできるが、通常ではやはり数日に分けて見学した方がいい。日傘と帽子を持参しよう。
※「タイトロピカルガーデン」と「インドアガーデン」は次回(11月25日)行きます。


■会場案内
ラーチャプルックの丘

ソンテウを降りて皆が歩いて行く方向に向かうと、やがて会場の入口が見えてくる。そして、入口に向かい合うようにしてそびえ立つのが「ラーチャプルックの丘」である。それほど高くはないが、なかなかの景色なので、もし登るなら元気なうちに登っておいた方がいい。
ラーチャプルックの丘からの眺め












蘭庭園(オーキッド・パビリオン)

入口を入ってすぐのところにある蘭庭園。タイの花というべき美しい様々な蘭が見られる。

タイ国の幾つかの県や、個人で出展した作品なども展示されている。普段それほど蘭の花を見る機会はないと思うので、この際じっくり見ておきたい。花博を一番実感できる場所。

これがコンパクトデジカメの限界・・・
豪華絢蘭
国際庭園

文字通りその国の文化を紹介する国際庭園。日本を始め世界約30ヶ国が出展している。
色々な国を見比べると、どの国がどれ位力を入れているかが分かる。タイと親交が深い国(ブータンやラオスなど)の庭園は見応えがある。

親交が深いと言えば、我が日本国も結構深いはず。事前情報では、日本庭園が何らかの賞を得たとの話を聞いて楽しみにしていたのだが、行ってみてがっかりした。。しょぼい。言い方は悪いが、海外でよく見るインチキ日本料理店に毛が生えた程度だ。
日本庭園にあるこの丘は、、、富士山??
「愛・地球博」の際、タイパビリオンが非常に不評で訪れたタイ人から苦情が出たらしい。その後タイパビリオンは改装されたとの事だが、その気持ちが非常によく分かった。日本はタイでも人気のある国だが、これではせっかく楽しみにして来てくれた人に申し訳なく思う。何よりも日本人である自分が恥ずかしく思った。はっきり言って、日本政府には高い税金とっているならば「まともなもんだせ!」と言いたい。日本庭園と関西庭園(?)の2つも出展する意味も分からない。兼六園を再現しろとは言わないが、くだらない事に税金を使うならば、こういった海外での文化紹介なんかにもっと力を入れた方が何倍もいいだろう。(次回行く屋内展示に期待)
 
 
企業庭園

タイ国内外の企業約80社による庭園。まあ、正直庭園って感じはまったくしない。トヨタのブースもエコについての説明があるようだが何だかよく分からない。その他、トラクターが置いてあったり、意味不明の技術が説明されていたりするが、どうしても他のエリアに比べると見劣りする。まあ、花を見に来た人にはちょっと方向性が違うかも。
トヨタパビリオン
 
ロイヤルパビリオン(タイ名:ホー・カム・ルアン【大きな黄金の寺】)

北タイ様式(ランナー様式)によって建立されたシンボル的建物。北タイ出身の建築家チャンルン・チャンターブン氏によってデザインされ、同じく北タイ人60人によって造られている。館内には仏像の代わりに、インドのブッタガヤーにある菩提樹をモチーフにした美しい木の絵が描かれている。木の葉の数は21,915枚描かれており、これは60年を日にちで数えた数である。

また、1階部分は国王をモチーフにした絵画がたくさん飾られている。とても美しいのだが、1階部分は涼しいのでお昼時になると皆が座り込んで食事をとっていた。せっかくの絵画がちょっと残念。(右の写真にマウスをあててください)
ロイヤルパビリオン
 
 
インドアガーデン

インドアガーデンと言っても2種類ある。1つは海外の庭園をまとめた国際屋内庭園。そしてその他、蓮など植物を集めた流動型屋内展示。はっきり言って見るものはない。でも空調が効いているので涼しく、一息つくには最適の場所である。
訪れた11月25日はちょうど蓮の展示をやっていたが、まともに咲いているのは1つしかなかった。そして、期待していた日本庭園も、、、やっぱり大した事なかった。なしやりんご等の果物がたくさん置かれていたりと意味がよく分からない。そもそも展示物が少ない。
やはり休憩で訪れるのが一番の場所である。
 
インドアの日本パビリオン
   


■食事

この手の博覧会では必ず起こる食事の問題がある。それは「値段が高い」である。愛知万博の際も、小麦粉を焼いただけのお好み焼きもどきが1000円もした。そして、それはここチェンマイでも同じである。
以下、タイ航空パビリオンのメニュー。

料理名 花博価格  予想屋台価格(単品)
・スパゲッティーセット 120B(約360円)  50B(約150円)
・蟹チャーハンセット 130B(約390円)  30B(約90円)
・タイ風焼きそば(パッタイ)セット 140B(約420円)  30B(約90円)
・きしめん風あんかけ麺(ラートナー)セット 130B(約390円)  30B(約90円)


タイ航空主催のフードコート
食べる場所、店によっても値段が異なるので一概には言えないが(屋台にスパゲッティーはないし)、セットとは言えタイで生活している者にとってはかなり高く感じる。感覚的には食事3回分ぐらいだろうか。最初の頃、テレビで花博のニュースが出る度に、この食事の高さが紹介されていた。
しかし、嬉しい事に今のところ食べ物の持込が許可されている。従って、あちらこちらで皆で座り込んでカオニャオ(もち米)とおかずをつつく北タイ風食事風景が見られる。ロイヤルパビリオンの1階などでもそうだ。

尚、ほとんど行っていないが食事場所は結構あるようだ。先のタイ航空主催のフードコートのほか、シンハビール主催のものや、ヌードルパビリオン、カフェレストランに、ベジタリアン向けのインド料理店など。
そして、もちろん園内にはたくさんの飲み物が売られている。シンハビール(350ml)35B、コーヒー55B、果物ジュース30B、アイスクリーム60Bなどなど。(1B=約3円)


■その他

感想は「とにかく暑かった」、である。開催時期はタイの乾季で、特に山間部にあるチェンマイの朝晩はかなり冷え込むのだが、昼間は強い日差しにより気温も上がる。園内にはトラム(周回用の車)もあるが、面倒なのかほとんどの人が歩いて見学している。
蘭の花はとても綺麗だった。できればもっと写真を撮りたかったが、体力の消耗とコンタクトデジカメ(途中バッテリーも切れた)しかなかったので、次回の楽しみにしておく。その次回はデジタル一眼を持参して、「インドアガーデン」や「タイトロピカルガーデン」をじっくり撮りたい。タイでは花の撮影機会がほとんどなかったので、本当に楽しみだ。そして、予定が許せば夜間のライトアップも見て帰りたい。

写真を撮る僧 ・・って、おい!寺で精進しろ!!


■11月25日訪問

一眼レフを持って久々花の撮影に行ってきました。ちょっと到着が遅くなったのであまり時間が取れなかったのが残念だったけど、三脚を担いでの撮影はホント久々だったので楽しかったです。相変わらず人が多いのと、すさまじい暑さがなければもっといいんだけどね。ちょっと蘭の撮影にこだわり過ぎてしまった感があるので、次回もしまた訪れる機会があれば今度は園内全体を歩いて自由に撮影したいですね。では以下写真少し。



■1月30日追加

なんとも不思議な事に、室内庭園部門と1000u以下の屋外庭園部門で日本庭園が2冠を取ったとの事らしい。花博終盤はさすがに非難の声でも出たのだろうか、屋内日本庭園に本物の桜が日本から運び込まれた。しかし、確かに全体の庭園のレベルは低かったけど日本の二冠にはちょっと複雑な気持ちがする。
尚、花博終了後は何らかの公園として残す予定との事。詳細が分かり次第また追加します。


■関連リンク(リンクは解除しています)
・「Royal Flora Ratchaphruek2006」日本国政府屋内出展事務局HP(日本語)
・「Royal Flora Ratchaphruek2006」公式日本語HP(日本語)
・国土交通省の記載(日本語)
・チェンマイ国際園芸博覧会 ロイヤルフローラ・ラーチャプルック2006公式HP(英語、タイ語)





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