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2007年9月19日作成



カブトムシ


昨日、会社の工場でカブトムシを見つけた。
タイのカブトムシと言うと、角も3本ぐらいある大きなカブトムシを想像するのだが、見つけたやつは日本のと同様、真っ黒で2本角のカブトムシである。
大人になるとどうも虫が苦手になるが、このカブトムシとクワガタだけは別である。
ちなみにタイ人は、闘牛、闘鶏ならぬ「闘カブトムシ」をする。枝に乗せた2匹のカブトムシを闘わせ、相手を落とした方が勝ちである。もちろん賭けありで。

ところでカブトムシを見ると、どうしても子供の頃を思い出す。
あの頃は朝昼夜関係なしで、雑木林や山の中でカブトムシやクワガタを探したものだ。そして、友達の中にはやたら「クワ獲り(クワガタムシ獲り)」の上手い奴がいて、小学生の癖に「(クワ獲り)名人」等と呼ばれていた。
でもその腕は大したもので、山の中に入るや否や、臭覚だろうかカブトムシやクワガタの居そうな木を見つけ出す。時には木を蹴り、時には土を掘り、時には木にまで登る。
当然奴の家には数え切れない程のカブトムシや、珍しい大きなクワガタなどがたくさんいる。皆の羨望を集めるのである。
数ヶ月で死んでしまうとは分かっていても、あの頃は必死になって捕まえた。
小遣い等ほとんどなかったが、それ以上に大切な宝物であった。

そんなタイで先日飛行機が着陸に失敗して炎上、90人近い死者を出す大惨事が起こった。
事故を起こしたのは格安航空会社。
まだ事故原因の究明は終わっていないが、何か嫌な臭いがする。
他社より格安な運賃を出さなければならない事は分かるが、コスト削減の為に安全対策が置き去りにされてはいなかっただろうか。
パイロット不足の中、あの機体は研修生が運転していたそうだが、研修内容にはしっかり時間を取っていたのだろうか。
未熟なパイロットを過密スケジュールで運転させていなかったのだろうか。
天候不良だったようだが、「安全に対する準備が不十分でした」じゃ済まない問題である。

経費、特にお金の問題と言えば我が日本も同じである。
特に先日辞任した内閣総理大臣。本人の指導力不足もさることながら、周りの人間の金に関する問題で結局は辞任に追い込まれた。
国を引っ張って行かなければならない人間達が、「お金」と言う一番醜い問題で国民の信用をなくしたのである。

政治家、会社の経営者、いや今大人になった人達は、もう一度子供の頃に戻って見てはどうだろうか。
大好きだったカブトムシを夢中になって追いかけていた子供の頃。
お金なんかよりもっと大切な物があったあの頃に。

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