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2007年1月11日更新



イヌネコジジョウ

タイのお寺にいた子犬
タイのお寺にいた子犬


タイに限らず、多くのアジアの国々を旅行をしていると、のら犬やのら猫を本当にたくさん見かける。
民家や道端、公園に市場などまず犬が居ない場所はない程である。知り合いの家に行っても、お寺に行っても、誰もいなくてもい犬が尻尾を振って出迎えてくれる。ちょっと違うのが猫が少ないってこと。日本とは違い犬がたくさん歩いているので、猫があまり表立って歩けないのかもしれない。


さて、こんな風に書くとアジアとは野放しの犬が徘徊するちょっと危ない場所のように思うかもしれないが、実はそんな事はない。ルールさえ知っていれば犬とはとても可愛いくて、とても人に忠実な生き物である。専門家ではないのではっきりとは言えないが、以下にこれまでの経験で思った事を書いてみる。

まず、気をつけなければならないのが夜間の犬である。昼間は暑くてぐったりしている犬でも、夜間になるととたんに元気になる。そして凶暴になる。特に犬が気付かないうちに、その犬のエリア内に入ったりする事はとても危険。夜、暗闇で寝ている犬もいるので気をつけたい。慣れた犬以外、夜間に近づくのは極力避けよう。
次に集団を作っている場合である。集団の中にはボスらしき犬がいて、近づいてくる者に対して群れを守る為か分からないが、必要以上に警戒してくる。凶暴になる訳だ。大概、吠えまくって終わりってのが多いが、とても興奮しているのでこれも気をつけたい。
それから自転車。何故か自転車やバイクに乗っていると吠えられる事がある。何でだろう。

これぐらいだろうか。もちろん言葉を交わせない動物なので、何の前触れもなしにガブッていうのもあるが、それを除けば本当に人に優しい生き物である。

その大きな理由は、やはりストレスに思う。
タイの犬は鎖に繋がれる事もないので、本当に自由に、自然に近い形で生きている。南国なので食べ物もある。日本のように狭い檻や鎖に繋がれて、発狂寸前になっている犬とはまったく違う生き物のようだ。道や市場などでも、自然に普通の人のようにすれ違って歩いている。犬と人間との間にある上下関係をしっかりと認識しているように思う。もっともこちらの人は、犬などには目もくれていないが。。
動物好きな人にとっては、どこに行っても尻尾を振って寄ってくる犬がいるアジアの国々は、とてもいいところに思うだろう。もちろん、噛まれた後の狂犬病には注意が必要だが。


そんな動物天国タイランドでも、実はとても悲惨な出来事も起きている。
朝、出勤の為に大きな幹線道路を運転しているのだが、1週間に1、2匹の割合で車に轢かれたであろう新しい犬猫の無残な姿を見かける。いつどうやって轢かれたのかは分からないが、恐らく夜興奮して走り回っていたり、あるいは道路で寝ていたりして轢かれたのだろう。夜間の幹線道路は大型トラックやバスが、ものすごいスピードで走り抜ける。犬を避けるためにハンドルを切ると大事故に繋がる。だから、犬猫には悪いがそのまま轢いてしまう。恐らくそんなとこだろう。
それにしても辛い光景だ。内臓をさらけ出して、真っ赤になって死んでいる犬や、外傷はほとんどないが、不自然な形でピクリとも動かない猫。昔、一緒に車に乗っていたタイ人が「可愛そう」と言って残骸を見る度に手を合わせていたが、今、ちょっと危ないが自分も手を合わせるようにしている。人間のエゴによって散った小さな命に対して。

その点、同じ外にいる犬でも日本の犬はまだいいかもしれない。外にいるだけで、保健所の人に捕まって殺されてしまうが、それでも大型トラックを使って轢き殺すような事はしないだろう。

どちらがいいのかは犬猫でないので分からない。
ストレスだらけでまったく自由がなく、逃げ出しても捕まって殺されてしまうが、食べ物はしっかり与えてもらえ、運がよければ飼い主から深い愛情をもらえる日本。
限りなく自由で、動物本来の姿で行動でき、食べ物のそれなりにある。でも、弱肉強食で痩せ細っていく犬も多くいるし、突然大型トラックに轢かれ無残な姿になる可能性もあるタイ。

ただ、もし自分が犬だったらタイで生きる方がいいのかなと思う。厳しいけど動物である以上、いつ襲われるか分からないし、それにやっぱり首輪をして生きたくはない。

皆さんはどう思われますか?




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