2.モルディブ・マーフシ島へ
マレ行きの機内で最後のビールを飲む。シンガポールを代表するタイガービール。今日一日とても疲れたのでビールが美味しかった。ただ、機内はめちゃくちゃ寒い。もうちょっと空調の調整をして欲しかった。飛行機に乗る際は長袖シャツは必須である。 定刻通りマレの空港に到着。 飛行機から空港内に歩いて移動。失礼だがしょぼい造りの空港は変わらずである。 長い入国審査も終え、心配していたカバンも無事出てきた。ネットで事前予約していたウミマグランドというホテルの迎えもちゃんと来ていて安心。時刻は22時過ぎ。マレは初めてではないが、この時間に幼児連れで迎えなしだとちょっときつい。 少し時間があるとのことなので、1万円を両替に。一か所しかない両替所に1万円を出すと、、、なんと断られた!なぜ。。ショック。。二度聞いてみたがやはりダメとのこと。6年前は同じ場所で問題なく両替できたのにどういうことだ?それほど円は弱くなってしまったのか?円両替を断られた記憶は、、正直ない。 仕方がないのでATMでモルディブルフィア(MR)をおろす。無事できて良かったが、複雑な気持ちだ。 迎えの人に案内されてマレ(の島)へ向かうフェリーに乗る。マレではまた別の人が車で待っていてくれた。滞りなくチェックイン。部屋は至って普通。疲れたので簡単にシャワーを浴びて就寝。
翌朝は5時に始まったイスラム(?)の放送で目が覚める。音楽ではないのだがひたすら何か唱える声がスピーカーから響く。 ちなみにホテルはテレビも映らん(調整が必要?)し、wifiも繋がらん。ただ朝食会場はホテルの最上階の10階にあり、そこからの眺めは中々である。 メニューもパンやらコーンフレークやらナンの薄いようなロティなど、無料なら十分なレベルだ。天気はざーと雨が降ったり風が吹いたり、少し晴れてきたりと目まぐるしく変わる。やはり雨季だ。これからの滞在が心配である。 そして朝食の際少しトラブルが。。 疲れなのか愚息が食事中に吐いてしまった。すぐさまティッシュなどで対応して朝食会場にいた従業員(女性二人)に告げたのだが、露骨に嫌な顔をされた。しかも舌打ちまでしやがる。片方のの女性スタッフはそんな事もなくちり取りやら雑巾を持ってきてくれたが、もうひとりの女性は近くを通るたびに何度も舌打ちをしていった。 モルディブに日本のサービスを求める気はまんざらないが、露骨な嫌な顔と舌打ちには非常に不愉快になった。全部対応をさせたならいざ知らず、掃除はほとんどこちらで行った。結局滞在中、残念ながらどこの店に行ってもモルディブ女性スタッフの対応はこの様な酷いものであった。昔の中国よりも酷い。
クソ対応のせいで朝食も食べる気がなくなり部屋に戻る。 すぐにチェックアウト。フロントでマーフシ行きの船を尋ねると「15時にビリンギリフェリーターミナル」だと言う。もっと早く行きたければスピードボード(25ドル/人)」を手配するとのこと。15時にビリンギリフェリーターミナルは知っていた。ただ日曜、火曜、木曜の3日だけは朝10時のフェリーもあるとの情報を得ていた。何が正しいかわからないが、とりあえずフェリーターミナルに行ってみることにした。 ホテルの人は「今はないんだが・・」と何度もいい、「もし行ってなければ15時のチケットだけ買ってまたホテルに戻ってくればいい」、と言ってくれた。それはそれで有難い。 ホテルにタクシーを呼んで貰うように頼むと、なんとホテルの車でフェリーターミナルまで送ってくれるとのこと。サービス良し。ああ確か往復の送迎付きだからか?ホテルからフェリーターミナルまで細く狭いマレの街を走り到着。フェリーターミナルのカウンターで時間を尋ねると、「10時」との返答があった。 ホテルの車に愚息と嫁は待っていたのだが、10時であることを告げ下車。運転手はちょっと驚いた顔をしていたが、お礼のチップをあげると感謝して去っていった。 ウニマグランド、ひとりのクソ従業員のせいで印象が悪くなっていたが、実はサービスはかなりいい。それを6日後にもまた思い知る。
フェリーチケット(53MR/人)を購入し、出発まで待合所で待つ。 少し水やお菓子などを買うために近くにあるお店へ。ここでまた驚愕の事実が発覚。6年前にモルディブ旅行の際に余っていたモルディブルフィアを使おうとしたら、何と断られた!確かに今はプラスチック製の新札に代わっているが、たった6年前のお金が使えないとは。。再度聞くと「古いお金」と言って受け取ってくれない。無念だ。。。 島国らしくビリンギリフェリーターミナルには幾つもの船が入ったり出たりしている。まるでバスや電車のようにモルディブ人は船を使う。リゾート滞在だけでは感じることができないモルディブ人の生活の一部を感じることができた。
10時ちょうどに船は出航。ボロい船だがたくさんの人が乗る。4割ぐらいが外国人か。中国や韓国人の姿もある。 そしてたくさんの荷物。もちろんフェリーは人だけでなく、多くの物資を離島に運ぶ。これから行くマーフシもその例外ではない。 風が少しあるのかフェリーは結構揺れ、時々波しぶきがかかる。吐くほど酷くはないが、あまり気持ちのいいものでもない。時々どこかは知らないがリゾートが見えたりする。天気は少しづつだが晴れてきた。
1時間半後の11時30分に無事マーフシ島に到着。 2009年から始まったローカル島での宿泊許可で、もっとも早くから開発や外国人が集まってきたのがマーフシ島。島の雰囲気はほかのアジアのビーチと変わりなく、美しいモルディブの海も健在。島の南側は刑務所になっているが、まだまだローカルの雰囲気も残っており他島がマーフシを見習って開発している。。。これが事前に得ている情報。さて実際はどうなのかな。 フェリーを降りるとまず感じたのは、暑い。そして海の色が違う。エメラルドグリーンであろうか。続々と外国人が降りてくる。同じ船に乗っていたモルディブ人はそのまま乗り続けている。まだ違う場所に行くのだろう。 残念ながら予約したホテルの人は来ていないようであった。まあ到着時間は一応伝えてはおいたが、何時に着くのかこちらも正直分からないのでこれは仕方ない。小さな島なので歩いていくことにした。ところが「ゲストに荷物を持たせて歩かせる」というのはモルディブのホテル人にとっては許されない行為のようで、近くに迎えに来ていたほかのホテルスタッフからホテルを聞かれ答えると、「あそこの待合所で待ってろ」と言って近くにあった小さな東屋を指さした。 自分達の他、数組同じように待っている。5分ほどすると「ごめんね!」と言ってホテルの人がバイクリキシャに乗って現れた。荷物だけ運んでくれるようだ。一緒にホテルまで歩く。
ホテルまでは数分、木々の間からは美しい海が見える。外国人がビキニを着て遊泳が許可されている「ビキニビーチ」など歩きながらいろいろ説明してくれた。 最初に選んだホテルは「サンライズビーチ&スパ アット マーフシ」。その名の通りマーフシ島の東側に位置し、毎朝サンライズが見られるホテルだ。部屋は「デラックスダブルルームシービュー」。ビーチリゾートではできるだけ宿はケチらない方がいい。ホテルのグレードは少し抑えたが、部屋はシービューを選択。 ホテルに着くとウェルカムドリンクを出してくれた。部屋や朝食などの説明は一切なしで、いきなりエクスカーション(アクティビティ)の説明に入る。たくさん資料や写真が貼ってあってツアー参加を促している感じだ。ツアーは金になるのだろう。なお後で思うのだが、モルディブはどこへ行っても最初の説明などというものはほとんどない。聞かなきゃ教えてくれない。 部屋は5階。モルディブは1階が「G」になるので表記は4階になる。残念ながらエレベーターはないので、愚息とともに歩いて上る。部屋は思ったよりもいい。窓が大きく、景色はモルディブの海が一望できる。ベランダも広く、チェアーの他にブランコまである。今日から3日間とりあえずは良さそうだ。
少し片づけて早速街の散策へ。マーフシ島西側にある一番にぎわっている場所へ。少し遅くなってしまったが昼食とする。道路沿いの食堂へ。英語の文字ばかりで想像がしにくい。写真があると助かるんだけどなあ。 注文したのはチャーハンや焼きそばやジュース。これで250MR(約1,750円)。高い。味はそれなりだが、店や味、量などコスパ悪過ぎ。 再び散策へ。道路は舗装されておらず砂が多い。建物はほとんどがコンクリートでできており、白や原色の色などカラフルなものが目立つ。街の多くの場所で海の絵などが描かれており、雰囲気を盛り上げている。 ただ、汚い。ゴミが多く散乱し、建設中の建材などが無造作に置かれたりしている。やはりリゾートとは違う。 ミニマートにも寄ってみた。残念ながら品ぞろえが酷い。モルディブのローカル島で期待する方も良くないのだが、インスタントラーメンも辛いものばかり、楽しみにしていた果物も少なくそしてほとんど萎びている。。飲み物系はそれなりに充実しているが、食べるものに関しては撃沈であろう。そして対応する女性スタッフ。昔の中国のように適当に対処される。 そして同じく楽しみにしていたローカルレストラン。これはほぼ皆無。あるのは明らかなツーリスト向けのレストランのみ。何より地元の人が住んでいるのは間違いないが、ほとんどがツーリスト関連の人ではないかと思うぐらい。無論ローカル向けに食堂やるよりも、ツーリスト向けレストランの方が儲かるに決まっている。それを考えれば当然のことだが、かなり残念だ。ローカルレストランですべて食べようと思い、嫁が言うのを制止して白米やみそ汁を持って来させなかったのを今更ながら後悔。。 後に思うのだが、マーフシ島は「ローカル島」ではなく、すでに「ツーリスト島」である。
コスパの悪いマーフシ島だが、美しい海で泳ぎ放題なのは最高である。 夕方近くになっていたのが愚息が「海に行きたい」というので、まだ行っていなかったビキニビーチへ向かう。まずまずきれいな海が広がり心休まる。愚息は海には一切見向きもせずに、一心に砂で遊ぶ。 少しビーチの撮影をし、近くのレストランへ夕食へ。 カルボナーラとステーキを注文(224MR/約1,600円)。まずい。そう、もはや不味いレベルだ。食に関してこれから1週間近くどうしようか。そんな不安とともにマーフシ島の初日が終わる。
翌日は6時起床。ちょうど朝日が昇るところであった。 夕べ(朝方?)は台風のような雨が降ってあまりの音にびっくりして目が覚めてしまった。最上階なので音が響きやすいのか。 ベランダに出てみる。海はまだそれほどきれいじゃないが、雨のおかげかとても涼しい。雨もすっかり上がって何となく今日はいい天気になりそうだ。 8時に朝食へ。ホテル前のビーチで頂く。ブッフェ式でパンやらチャーハンやらモルディブカレーにパパイヤなど、一通りは揃っている。味はいまいちだがロティ(薄いナン?)を愚息がよく食べていた。
食後、目の前にあるビーチを散歩する。 さすがモルディブ。海がそれほどでもないと言われるマーフシ島でも、まずまずの色を放っている。ここはビキニビーチではないので外国人はほとんどいないが、地元の人がよく泳いでいたりする。遠浅で泳ぎやすそうだ。
部屋に一旦戻り、再び外へ。モルディブルフィアがなくなってきた。ひとりATMへ向かう。 驚いたというか意外というか、これだけ旅行者のための施設が揃っていながら、「Exchange(両替)」の表示が全くない。ホテルなどでできるのかどうか知らないが、多くの外国人旅行者はどうしているのだろうか。レストランなどではほとんどカードが使えるが、ちょっと買い物がしたいミニマートなどでもカードなのだろうか。 個人的にはお札が好きなので必ず現地の紙幣を手に入れるが、いずれノーキャッシュの時代が来るのだろうか。 ATMを探しながら街を散策。 マーフシ島の街は、正直歩いていても面白みがない。殺伐というか無機質というか、生活感が外にあまりないからだろうか。海もきれいで建物もカラフルなものがあって面白いはずなのに、なぜか心に響かない。 島で唯一のATMでお金を降ろし、ちょっと買い物をしてホテルに戻る。
今日はマーフシ島のビーチで遊ぶ。 愚息を着替えさせていざ出発。ビキニビーチはすでにたくさんの人で賑わっていた。白人はほぼビキニ。ビキニ以外の選択肢がないかのように、みんなビキニ。 マーフシも腐ってもモルディブ。やはり海はそれなりの美しいレベルを持っている。
ビキニビーチの前には所狭しとホテルが並んでいる。ビーチフロントのホテルばかりだ。マーフシ後半はここらに泊まる予定。 ホテルに交じって「Bar」なる表記も。イスラムの国、モルディブでアルコールはあり得なので後で確認してみると、「Juice Bar」であった。ココナッツやフルーツジュースが売られている。健全だ。 ライフジャケットとラッシュガード、帽子で完全武装した愚息が海で遊ぶ。それでも怖いという。それなりに楽しんでいたようだが。その後はやはり砂遊び。ずーっと砂で遊んでいた。
泳ぎ終わってからはいったん部屋で休憩し、夕方翌日のエクスカーション(ツアー)の予約に出かける。宿泊ホテルの担当者がいなかったので、外の旅行会社などへ向かう。 途中ジュース屋さんなどに寄ったりして情報収集。結論としてはほぼ旅行会社でもホテルでもどこでもツアーは扱っているが、内容、値段ともに同じ。 結局宿泊しているホテルに戻って予約したのだが、腹立たしいのがマーフシジェティ(港)の目の前の好立地にあるicomとかいう旅行会社。ネットで利用した人がいたので入ってみたが、やる気のなさそうなモルディブ女性スタッフがだらだら出てきて、仕舞には仁王立ちに腕組みで「どれにするんだ」みたいな対応をする。途中からもうこいつは相手にせず退出。またしてもモルディブ女性店員に嫌な思いをさせられた。 食事をして部屋に戻る。 予約したのはマーフシ島では是非行いたいエクスカーションである「リゾートトリップ」。スピードボードでマーフシ島周辺にあるリゾートホテルを訪れ、そのビーチや海、そして食事などを楽しむもの。行き先は「フィハロヒ アイランド リゾート」。ホテルスタッフ一押しのリゾート。エントラスフィー(入場料)70ドル、往復送迎30ドル。愚息は子供プライスで入場料、送迎共に半額。送迎費用だけ先に宿泊ホテルで払い、入場料はリゾート到着後に支払う。 少し出費が痛いが、モルディブに来た以上はやはりリゾートに行かなくては。明日が楽しみだ。
翌日。昨夜それに星が出ていたので期待していたが、朝起きると予想通りの快晴。朝からこれだけ晴れたのはモルディブ入り後初めてだ。7時に朝食へ。ほぼ昨日と同じメニュー。2日目でもう飽きてきた、、というのは贅沢かな。しかし今朝は蚊が多くてまともに食事ができない。虫よけスプレー持ってくればよかった。 8時20分、歩いてカーニグランドホテルへ寄り、そのままマーフシジェティ―へ。いつもの港だ。ここでほかのメンバーに合流し、スピードボードに乗りリゾートへ向かう。 昨夜迷ったランナリというもうひとつのリゾートで一部の乗客を降ろす。ここですでに海の色が凄いことになっている。否が応でも期待が高まる。
5分ほどでフィハロヒアイランドリゾートへ到着。 雨期なのに願ってもない快晴。そして期待通りのモルディブの海。以前アンガガリゾートアイランドに行った際に見た「奇跡の海の色」がここにもある!
フロントに到着するとウェルカムドリンクを頂く。ここまでは普通のゲストと同じ。 違うのはここから。リゾート地図を渡され、経理(?)の様な場所へ行きエントラスフィーを支払う。簡単な説明を受ける。手首にビジターゲストの証になるリストバンドを付けてもらう。以上。非常に簡単な説明。もちろんすべて英語。分からないことは再度聞き直す。 解散後、地図で食事場所、ドリンク飲み放題のバー、トイレ、シャワーなどを確認。焦る気持ちを抑えつつ、確認を兼ねて早速島内を散策することにした。 フロントを出て右手(西)に向かって歩く。すぐに昼食会場のレストランが現れ、その先には2階建てバンガローが立ち並ぶ。その間にも木々の間から見える海がとても奇麗。まさにモルディブに来た感じだ。
少し暑くなってきた頃にバーらしい場所に到着。ブルーンラグーンバー。南国らしい名前。 そしてここで驚愕の事実が発覚!なんとアルコール飲み放題であった!!フロントでも何かそのようなことを言っていたのだが半信半疑でいたのだが、これは嬉しい誤算。マーフシ島で見た案内にも「ソフトドリンク飲み放題」とあっただけなのに、実際はアルコールも飲み放題であったとは。 念のため3度ぐらい確認して、「ビール」を注文。アクアマリンの色に輝く美しい海を眺めながら、歩き疲れた体に冷えたビールを流し込む。本当に最高である。
飲めると思っていなかったので最高に美味いビールを堪能する。美味しいビールを飲みながら、最高の景色に酔う。求めていたモルディブがここにある。そして何より静か。マーフシのように大きなスピーガ置かれ大音量でドンドンと音楽も流れていない。波の音、風の音。静かな時間が流れる。これこそ楽園だ。 ひと通り休養した後、さらに散策を続ける。島の西側にはモルディブの象徴でもあろう水上コテージがあった。
素晴らしい。 前回はこういった場所に宿泊できたのだが今回は宿泊どころかビジターゲスト。とりあえず桟橋を歩いて近くへ行けるそうなので、早速行ってみた。 桟橋の上はやはり直射日光が当たっているので熱い。裸足で来ていた愚息にサンダルを履かせる。幾つかの部屋ではスタッフが掃除を始めている。出掛けるゲストもいる。部外者である自分がここを歩くのはちょっと躊躇ったが、立ち入り禁止ではなかったので少しだけ見せてもらうことにした。水上コテージの先にはちょっとした東屋みたいな場所があり休憩できる。見事な景色。 やはりこういった場所に宿泊したいと切に願う。
ここからは砂で必死に遊ぶ愚息を嫁に預けて、少し撮影タイムに。ひとり北側のビーチへ向かう。 それにしても溜め息が出るほど美しい。雨期なのに、今日たった一日のリゾートなのに、めっちゃくちゃ晴れてくれた。本当に感激である。そして目の前に広がるこの奇跡の海。モルディブの真骨頂である。
北側にあるビーチは結構長いものであった。すぐそこで深い青色に変わっているので恐らくドロップオフであろう。遠浅ではないがその海のグラデーションは見事としか言いようがない。島の東部分は半円のようになっていて、ちょっとしたサンドバンクのようだった。
とても静か。波の音と、強い日差しを感じるだけ。ゲストも少なく、白人が数名泳いだり日焼けをしているぐらいだ。 ひと通り撮影も済んだので、愚息らと合流しお昼までは一緒に海で泳ぐことにした。以前は海を怖がっていた愚息も、随分と海を楽しむようになった。もちろんライフジャケットに帽子、ラッシュガードにサングラスと完全防備なのだが。ひたすら海に入っては波と遊び、飽きると砂浜。海⇒砂⇒海⇒砂と繰り返し遊ぶ。嫁はチェアーで爆睡。
11時半を過ぎたのでランチに向かうことにした。 リゾートトリップではランチのブッフェも宿泊ゲスト同様、食べ放題・飲み放題なのが嬉しい。フロント隣にある昼食用レストラン「Palm Groove Restaurant」へ。すでに多くの人で賑わっていた。手に付けたリストバンドを見せるとスタッフが席まで案内してくれた。ブッフェスタイルで、飲み物だけ別にオーダー(もちろん無料)する。 食事の量も種類も、当然だがマーフシで泊まっているホテルとは比べ物にならない。パンの種類からデザートまで。島でこれだけの物を揃えるのは本当に苦労するはず。やはりリゾートだ。本当に仕方ないのだが、味まで美味しいので溜め息が出てくる。愚息も嫁も大満足。
午後はスノーケリングをする。ハウスリーフが近いのだが、、やはりサンゴはあまり好きではない。怒られるかもしれないが、脳みそみたいで気持ち悪い。ドロップオフの深い青、いやあの暗さもちょっと怖い。近づくと水温が下がるのが分かる。身震いする。それほどサンゴも元気がないし魚もそんなにいないのですぐに撤退。自分には海の写真撮影や、ゴロゴロするのが合っている
15時ごろまで愚息と遊んだり写真を撮ったりして過ごす。帰りが17時なのでそろそろ着替えた方がいい。陽も僅かだが傾いてきた。これ以降は写真映えも悪くなるので、名残惜しいが潮時だろう。
シャワールームが分からなかったので何度か聞いてようやく発見。ダイビングセンター建物の裏側にひっそりと付いているなんともしょぼい場所であった。ビジターゲストに快適な施設はないのかな。ちょっと残念。 簡単にシャワーを浴び、島を再び散策してからブルーンラグーンバーに戻ってきた。再びビールを注文。疲れた体にまた沁みる。散歩したり、景色を見たり、まったりしたり、写真を撮ったり。至福の時間は早く過ぎる。まもなくマーフシ島に帰島である。
フロント近くで海を見ながらボートが来るのを待つ。本当に澄んだ水。砂底まではっきりと見える。明日もまたこの景色を眺めたいが、そうはいかない。少しづつ風が涼しくなるリゾートで最後の時間を過ごす。
マーフシ帰島。 汚い道路、危ないバイクや車、うるさい音楽。マーフシに楽園モルディブを求めてはいけないのは分かってきたが、その落差に何だか溜め息が出る。 夕食は昨夜の場所へ。ビーチでも食事可能とのことで、浜辺に並べられた机に座る。少し風はあるが沈みゆく太陽と波の音を聞きながら雰囲気良く食事できた。最近は飲み物も持参の水で頼まず、節約中。レストランの方にはちょっと申し訳ないかな。
今日で宿泊しているサンライズビーチ&スパは最後の夜。明日はビキニビーチの近くのホテルに移動。 どんなホテルか楽しみだ。モルディブ後半へ突入する。 データ:
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